第6章 よくある質問

第6章 よくある質問

受講の条件・費用・効果について

ペアレント・トレーニングについて、保護者の方からよく寄せられる質問にお答えします。

受講の条件について

Q. 発達障害の診断がなくても受けられますか?

受けられます。プログラムによって異なりますが、特に奈良方式は診断の有無を問いません。自治体開催の講座でも「子育てに困っている保護者」を広く対象としているものが増えています。「診断はないけれど育てにくさを感じる」という方も参加できるケースが多いです。まずはお住まいの自治体や開催機関に問い合わせてみましょう。

Q. 子どもの年齢は何歳くらいが対象ですか?

幼児〜小学校低学年(3歳〜10歳程度)が中心ですが、プログラムによって異なります。中学生以上を対象としたプログラムもあります。「行動を褒めて伸ばす」「環境を整える」といった基本的な考え方は年齢を問わず応用できるため、年齢にかかわらず学ぶ価値はあります。

Q. 父親(男性保護者)も参加できますか?

もちろん参加できます。むしろ、両親で参加することが推奨されています。家族全体で一貫した対応をとることで効果が高まります。最近は父親の参加も増えており、「父親向けペアトレ」を開催する団体もあります。

Q. 祖父母や支援者も受けられますか?

プログラムによっては可能です。「養育者」を広く対象としているプログラムでは、祖父母、里親、教師、保育士なども参加できます。ただし、保護者向けに設計されたプログラムが多いため、事前に確認が必要です。

費用・期間について

Q. 費用はどれくらいかかりますか?

実施主体によって大きく異なります。自治体開催なら無料〜テキスト代のみ、NPO・民間なら1〜5万円程度が目安です。詳しくは第5章 費用と受講場所をご覧ください。

Q. 途中で欠席しても大丈夫ですか?

多くのプログラムでは振替や補講の対応があります。ただし、各回の内容が前回の上に積み上がる形式のため、できるだけ継続参加することが望ましいです。体調不良や急用の場合は、事前にスタッフに相談してください。

効果について

Q. ペアトレで子どもの発達障害が治りますか?

発達障害そのものを「治す」プログラムではありません。ペアトレは、保護者の関わり方を工夫することで、子どもの好ましい行動を増やし、困った行動を減らすことを目指します。結果として、親子関係が改善し、子どもの適応力が高まり、家庭が落ち着くことが研究で示されています。

Q. どれくらいで効果が出ますか?

個人差がありますが、多くの保護者が2〜3回目の講座あたりから変化を実感しています。「褒め方を変えたら、子どもが自分から片付けるようになった」「怒鳴る回数が減った」といった声が多く聞かれます。大きな変化は講座終了後〜数ヶ月で現れることが多いです。

Q. うまくいかない場合はどうすればいいですか?

まず講座のスタッフに相談してください。うまくいかないのは「やり方が合っていない」か「お子さんの状態に合わせた調整が必要」なだけで、保護者のせいではありません。スタッフと一緒に工夫を考えましょう。それでも難しい場合は、別のプログラムを試したり、個別の療育相談を受けることも選択肢です。

受講中の不安について

Q. 他の保護者の前で話すのが苦手です。大丈夫ですか?

無理に話す必要はありません。グループ形式ですが、発言を強制されることはありません。聞いているだけでも学びになります。多くの方が同じ不安を抱えて参加しますが、回を重ねるうちに「同じ悩みを持つ仲間がいる」安心感から自然と話せるようになることが多いです。

Q. 子どもを連れて行く必要がありますか?

基本的にお子さんの同伴は不要です。ペアトレは保護者が学ぶプログラムなので、お子さんは連れて行く必要がありません。一部の機関では託児サービスを提供していることもありますので、事前に確認してください。

Q. 「自分の育て方が悪い」と言われそうで不安です。

ペアトレは保護者を責めるプログラムではありません。「今までの育て方が悪い」のではなく、「より効果的な方法を一緒に学びましょう」というスタンスです。受講した多くの保護者が「自分を責める気持ちが減った」「子育てが楽になった」と感じています。

ガイドを読み終えた方へ

全6章のガイドをお読みいただき、ありがとうございました。ペアレント・トレーニングについて、基礎から実践まで一通りご理解いただけたのではないでしょうか。

次のステップ

  • イベント一覧で、お近くのペアトレ講座を探してみましょう
  • お住まいの自治体の発達支援センターに問い合わせてみましょう
  • 当サイトのブログ記事で、さらに詳しい情報をご覧いただけます

ペアトレを通じて、子育てがより楽しく、より穏やかになることを願っています。


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