第5章 費用と受講場所
自治体・医療機関・NPO・オンライン
ペアレント・トレーニングは、どこで・いくらで受けられるのでしょうか。この章では受講場所の種類ごとの特徴と費用の目安、利用できる助成制度について解説します。
受講場所と費用の目安
自治体(発達支援センター・保健センター)
費用:無料〜数千円(テキスト代のみ)
- 最も費用負担が少ない選択肢
- お住まいの自治体に在住・在勤であることが条件
- 年に1〜2回の開催が多く、定員制で抽選になることも
- 発達支援センター、子ども家庭支援センター、保健センターなどで実施
医療機関(病院・クリニック)
費用:保険適用の場合あり / 自費の場合 1回3,000〜10,000円程度
- 医師の診察と連携したプログラムを受けられる
- お子さんの特性に合わせた個別対応が可能
- 紹介状や事前の受診が必要な場合がある
- 通院中の方は主治医に相談するのが一番
NPO・民間団体
費用:全コース 10,000〜50,000円程度
- スケジュールが柔軟(土日・夜間開催も)
- オンラインで全国から参加可能なプログラムもある
- 少人数制できめ細かいサポートが期待できる
- 団体によってプログラムの質にばらつきがある点は注意
放課後等デイサービス・療育機関
費用:利用料に含まれる場合が多い(実質無料〜低額)
- お子さんが通所している施設の保護者向けプログラムとして実施
- スタッフがお子さんの特性をよく知っている
- 日頃の療育と家庭での対応を連携できる
- 受給者証が必要
オンライン講座
費用:全コース 5,000〜30,000円程度
- 自宅から参加でき、移動の負担がない
- 地方在住で近くに講座がない方に最適
- Zoomなどのビデオ通話を使用
- グループの一体感はやや弱まる場合がある
利用できる助成・支援制度
- 障害児通所支援(児童発達支援・放課後等デイサービス) — 受給者証があれば、ペアトレが含まれるプログラムを1割負担で利用可能
- 自立支援医療 — 医療機関で実施されるペアトレが対象になる場合、医療費の自己負担が軽減
- 自治体独自の助成 — 子育て支援事業として無料開催する自治体が増えている
- 高額療養費制度 — 医療機関での費用が高額になった場合に適用される可能性
詳しくはお住まいの自治体の福祉窓口、または受講予定の機関にお問い合わせください。
費用比較まとめ
| 実施主体 | 費用の目安 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 自治体 | 無料〜数千円 | 最も安い | 開催が少ない・抽選 |
| 医療機関 | 保険適用〜1万円/回 | 医師と連携 | 紹介状が必要な場合 |
| NPO・民間 | 1万〜5万円/全回 | 柔軟なスケジュール | 質のばらつき |
| 療育機関 | 実質無料〜低額 | 子どもの様子を把握 | 受給者証が必要 |
| オンライン | 5千〜3万円/全回 | 自宅から参加 | グループ感が弱い |
費用だけでなく、お子さんの状態、通いやすさ、プログラムの内容を総合的に考えて選びましょう。次の章では、ペアトレに関するよくある質問にお答えします。