第3章 受けるまでの流れ
講座探しから受講後フォローアップまで
ペアレント・トレーニングに興味を持ったら、どのように申し込んで受講すればよいのでしょうか。この章では、講座を探すところから受講後のフォローアップまでの流れを解説します。
ステップ1:講座を探す
ペアトレの講座は、以下のような場所で開催されています。
- 自治体の発達支援センター・保健センター — 無料〜低額で開催されることが多い。地域の広報誌やWebサイトで案内
- 医療機関(病院・クリニック) — 発達外来・小児科などで実施。医師の紹介が必要な場合も
- NPO・民間団体 — 柔軟なスケジュールで開催。オンライン対応も増えている
- 大学の研究機関 — 研究プログラムとして実施。無料の場合もある
- 放課後等デイサービス・療育機関 — 利用者向けに保護者プログラムとして実施
探し方のコツ:お住まいの自治体名と「ペアレントトレーニング」で検索してみましょう。発達支援センターに電話で問い合わせるのも確実な方法です。当サイトのイベント一覧でも全国の開催情報を掲載しています。
ステップ2:申し込み・事前面談
講座が見つかったら、申し込みをします。多くのプログラムでは、受講前に事前面談(インテーク)があります。
事前面談で聞かれること:
- お子さんの年齢や発達の状況
- 現在困っていること・改善したいこと
- これまでの支援歴(療育、相談歴など)
- 受講の動機・期待すること
面談は「審査」ではありません。お子さんとご家庭に合ったプログラムかどうかを、スタッフと一緒に確認するためのものです。
ステップ3:受講する
一般的なペアトレの講座は以下のような形式です。
📅 期間
全6〜10回
週1回 or 隔週
約2〜3ヶ月間
👥 形式
少人数グループ
(5〜10名程度)
対面 or オンライン
📝 内容
講義+ロールプレイ
宿題(家庭での実践)
振り返り・共有
典型的なセッション構成
- 前回の振り返り(15分)— 宿題の報告、家庭での実践をシェア
- 新しいテーマの講義(30分)— その回のスキルを学ぶ
- ロールプレイ・ワーク(20分)— 実際に練習してみる
- 質疑応答・グループ討議(15分)— 疑問を解消、他の保護者と交流
- 宿題の説明(10分)— 次回までに家庭で試すこと
ステップ4:家庭で実践する
ペアトレの効果が出るのは、講座で学んだことを日常生活で実践するからです。毎回の講座で出される「宿題」は、家庭で取り組む実践課題です。
実践のコツ:
- まずは一つの行動に絞って練習する
- うまくいかなくても落ち込まない — 次の講座で相談できる
- パートナーや家族にも内容を共有する(家族全体で一貫した対応)
- 記録をつけると変化が見えやすい
ステップ5:講座終了後のフォローアップ
講座終了後も、多くのプログラムでフォローアップの機会があります。
- フォローアップ面談 — 1〜3ヶ月後に個別面談で振り返り
- 同窓会・OB会 — 受講者同士で情報交換・近況報告
- 再受講制度 — プログラムによっては無料で再受講可能
- 相談窓口 — 困ったときに連絡できる体制
ペアトレは「一度学んだら終わり」ではなく、子どもの成長に合わせて応用し続けるものです。スキルを忘れかけたら再受講したり、新たな困りごとが出てきたら相談したりと、長くつきあっていくプログラムだと考えてください。