ペアレント・トレーニング(ペアトレ)を受けたいけれど、「費用はどれくらいかかるの?」と気になる方は多いのではないでしょうか。結論から言うと、ペアトレの費用は無料〜3万円程度と幅広く、提供元によって大きく異なります。この記事では、提供元別の費用相場と、無料で受けられるプログラムの探し方を解説します。
ペアレントトレーニングの費用の目安(提供元別)
ペアトレの費用は、どこで受けるかによって大きく変わります。以下に主な提供元ごとの費用目安をまとめました。
自治体・公的機関:無料が多い
市区町村の子育て支援センターや保健センターで開催されるペアトレは、無料で受けられるケースがほとんどです。テキスト代として数百円〜1,000円程度を実費負担する場合もありますが、基本的には税金で運営されているため受講料はかかりません。
自治体主催のプログラムは募集枠が限られることが多く、申し込み開始後すぐに定員に達してしまうこともあります。お住まいの地域の広報誌やホームページをこまめにチェックしておくのがおすすめです。
医療機関:保険適用で数千円/回
病院やクリニックでのペアトレは、医療保険が適用される場合があります。保険適用であれば、1回あたり数百円〜数千円(3割負担の場合)で受講可能です。自立支援医療制度を利用すれば、さらに自己負担が軽減されることもあります。
ただし、すべての医療機関でペアトレが保険適用となるわけではありません。自費診療として実施している場合は、1回あたり3,000円〜5,000円程度かかることもあります。事前に医療機関に確認しましょう。
NPO法人・民間団体:数千円〜3万円
NPO法人や民間の支援団体が提供するペアトレは、全6〜10回のプログラム全体で5,000円〜30,000円程度が相場です。1回あたりに換算すると1,000円〜3,000円程度になります。
民間団体の場合、少人数制できめ細かなサポートが受けられる、土日や夜間に開催されるなど、自治体にはないメリットがあることも多いです。費用だけでなく、プログラムの内容や通いやすさも含めて比較検討しましょう。
オンライン講座:テキスト代のみの場合も
近年増えているオンライン形式のペアトレは、テキスト代2,000円程度のみで受講できるプログラムもあります。交通費がかからず、自宅から参加できるため、費用面でも時間面でもメリットがあります。
一方で、対面と比べてグループワークの一体感が薄れるという声もあります。お子さんの年齢や状況に合わせて選びましょう。
費用の目安まとめ
- 自治体・公的機関:無料(テキスト代のみの場合あり)
- 医療機関(保険適用):数百円〜数千円/回
- NPO法人・民間団体:全コース5,000円〜30,000円
- オンライン講座:テキスト代2,000円程度〜
無料でペアトレを受ける方法
「できれば費用をかけずにペアトレを受けたい」という方も多いでしょう。実は、無料で受けられる方法はいくつもあります。
自治体の子育て支援センターに問い合わせる
多くの市区町村では、子育て支援センターや家庭児童相談室が窓口となってペアトレ講座を開催しています。年に1〜2回の開催が一般的ですが、都市部では年間を通じて複数回実施しているところもあります。
お住まいの市区町村の「子育て支援」「障害児支援」の担当課に電話で問い合わせるのがもっとも確実な方法です。
発達障害者支援センターに相談する
発達障害者支援センターは各都道府県・政令指定都市に設置されている公的な相談機関です。ペアトレの実施状況や、地域で開催されている講座の情報を教えてもらえます。センター自体がペアトレを実施している場合もあり、その場合は無料で受講できます。
保健センターの親子教室を活用する
乳幼児健診で発達の相談をした場合、保健センターからペアトレ講座を紹介されることがあります。保健センター主催のプログラムは無料で、保健師や心理士がスタッフとして参加するため安心感があります。
1歳半健診や3歳児健診で「ちょっと気になる」と感じたら、そのタイミングで相談してみるのも良いでしょう。
費用を抑えるための具体的な探し方
無料のプログラムは人気が高く、すぐに定員に達してしまうことも珍しくありません。費用を抑えてペアトレを受けるための具体的な探し方をご紹介します。
市区町村の広報誌・ホームページをチェック
自治体主催の講座は、広報誌やホームページで募集が告知されます。「ペアレント・トレーニング」「ペアトレ」「子育て講座」「保護者向け学習会」などのキーワードで検索してみましょう。名称が異なっていても、内容はペアトレである場合があります。
発達障害者支援センターの情報を活用する
発達障害者支援センターでは、地域のペアトレ開催情報をまとめて把握していることが多いです。「自分が住んでいる地域で、今後開催予定のペアトレはありますか?」と問い合わせれば、自治体・医療機関・NPOを含めた幅広い情報を教えてもらえるでしょう。
当サイトのイベント一覧を活用する
当サイトでは、全国のペアトレ開催情報を収集してイベント一覧ページにまとめています。地域別に探せるので、お近くの講座がないかぜひチェックしてみてください。無料の講座も多数掲載しています。
費用以外にチェックすべきポイント
ペアトレを選ぶ際は、費用だけでなく以下のポイントも確認しておくと、無理なく最後まで通い切れます。
通いやすさ(回数・時間帯・場所)
ペアトレは全6〜10回のプログラムが一般的です。毎週または隔週で通う必要があるため、会場までのアクセスや開催曜日・時間帯は非常に重要です。平日の日中しか開催されない講座もあるため、仕事との両立を考えて選びましょう。
託児の有無
小さなお子さんがいる場合、託児(保育)サービスがあるかどうかは大きなポイントです。自治体主催の講座では託児付きのプログラムも多いので、事前に確認しておきましょう。託児料が別途かかる場合もあります。
プログラムの種類
日本で実施されているペアトレにはいくつかの方式があります。代表的な精研式、まめの木式、鳥取大学式など、それぞれに特徴があります。お子さんの年齢や発達の状況に合った方式を選ぶと、より効果的です。詳しくは「費用と受講場所」のページもご参照ください。
チェックリスト
- 費用は予算内か(テキスト代等の実費も含めて)
- 開催日時は無理なく通えるか
- 会場へのアクセスは便利か(またはオンラインか)
- 託児サービスはあるか
- 全何回のプログラムか
- プログラムの方式は子どもの年齢に合っているか
まとめ
ペアレントトレーニングの費用は、自治体の無料講座から民間の有料プログラムまで幅広い選択肢があります。まずはお住まいの市区町村や発達障害者支援センターに問い合わせることで、無料または低コストで受講できるプログラムが見つかる可能性が高いです。
費用だけでなく、通いやすさや託児の有無、プログラムの種類なども含めて総合的に判断しましょう。ペアトレは子育てのスキルを学ぶ貴重な機会です。費用面のハードルが理由で諦めてしまうのはもったいないことです。
当サイトのイベント一覧ページでは、全国のペアトレ講座を地域別に掲載しています。また、ペアレント・トレーニングとは?のページでは、ペアトレの基本から詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。


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