対象・特性別

中学生・高校生の子の親が受けられるペアトレ — 思春期向けの講座と探し方

「ペアトレを受けてみたいけれど、講座の対象が幼児や小学校低学年ばかりで、中学生の子の親は参加できない」。小学校高学年から中学生・高校生の子を育てている方から、よく聞く悩みです。

実際に、当サイトに載っている講座のうち対象の年齢が書かれている316件のうち、中学生以上の子の保護者が参加できるものは20件あまりでした(2026年10月29日時点)。少ないのは確かですが、思春期の子の親に向けた講座もあります。このページでは、そうした講座の例と探し方、年齢が上がった子にペアトレの考え方を使うときの工夫をまとめます。

幼児〜小学校低学年向けの講座が多いわけ

市区町村のペアトレ・ペアプロの講座は、児童発達支援センターや子育て支援の部署が開くことが多く、対象も、そこを利用する年齢の子の保護者に合わせてあることが多いようです。また、ペアトレは「困りごとが大きくなる前の、早い時期の支援」として広がってきたこともあり、就学前後の子の保護者を対象にした講座がたくさん開かれています。

そのため、子どもの年齢が上がると、住んでいる地域の講座がすべて対象外ということも珍しくありません。ペアトレそのものは年齢で区切られたものではないので(「何歳から始められる?」)、対象が広い講座や、思春期向けの講座を探すことになります。

中学生以上の子の親が参加できる講座の例

当サイトに載っている講座から、中学生以上の子の保護者が対象に入っているものを挙げます。日程・対象・申込の方法は、それぞれの講座のページで確かめてください。今の期が終わっていても、次の期を開く講座が多いので、主催者を覚えておくと役に立ちます。

多くは「市内在住」などの条件があります。住んでいる地域の講座でなくても、主催者の名前や講座の名前は、次に紹介する探し方の手がかりになります。

思春期向けの講座の探し方

探すときの語を変える

「ペアレントトレーニング」に、「思春期」「学齢期」「中高生」「中学生」などの語を足して検索してみてください。病院や支援センターでは「家族教室」「保護者勉強会」という名前で開かれていることもあります。

窓口に聞く

  • 都道府県・政令市の発達障害者支援センター: 年齢の高い子の保護者向けの講座を開いていたり、地域で開かれている講座を知っていたりします(「発達障害者支援センター活用ガイド」)。
  • 子どもが通っている病院: 児童精神科などで、保護者向けの家族教室を開いていることがあります。主治医に聞いてみてください。
  • 学校: スクールカウンセラーや、教育委員会の教育相談の窓口が、地域の講座や相談先を知っていることがあります。
  • 親の会・ペアレント・メンター: 同じ年ごろの子を育てた先輩の保護者から、地域の情報を聞けることがあります(「ペアレント・メンターとは?」)。

講座の一般的な探し方は「ペアレントトレーニングはどこで受けられる?」にまとめています。

年齢が上がった子にペアトレの考え方を使うときの工夫

子どもの行動をよく見て、できているところに注目する、というペアトレの考え方は、年齢が上がっても変わりません。ただ、幼い子と同じやり方では、かえって反発されることもあります。思春期の子に向けて、次のような工夫がよく勧められます。

  • ほめ方を変える: 大げさにほめるより、「〇〇してくれて助かった」「ちゃんと時間どおりに出られたね」と、気づいたことを短く伝えるほうが届きやすくなります(「効果的な褒め方の3原則」)。
  • 決めごとは話し合って決める: 親が一方的に決めるのではなく、子どもの言い分も聞いて、守れそうな約束を一緒に決めます。
  • 選ぶ場面を増やす: 「宿題を先にする? ご飯のあとにする?」のように、子どもが自分で選べる形にすると、言い合いになりにくくなります。
  • 指示は落ち着いて、短く: 感情的に言い返したくなる場面ほど、穏やかに、近くで、静かに伝えます(「CCQ」)。

学校に行きしぶる、ゲームやスマホをめぐって言い合いになる、といった思春期に多い悩みについては、「不登校とペアトレ」や、子どもの特性に合わせた関わり方をまとめたADHDの子どもについての記事やASDの子どもについての記事も参考にしてください。

ただ、本や記事だけで続けるのは難しいものです。講座では、同じ悩みを持つ保護者と一緒に、家で試したことを振り返れます。対象に合う講座が見つかったら、ぜひ参加を考えてみてください。講座の一覧はこちらから、お住まいの地域を選んで探せます。

読むだけで終わらせない。
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